腱鞘炎とは?

腱鞘炎の症状

関節は筋肉によって動かされているのですが、この筋肉の力を腕や指、脚などに伝えている組織のことを「腱」と言います。

この腱という組織は「腱鞘」といういわば筒のようなものの中を通っているのですが、この腱と腱鞘との間に炎症が発生している状態のことを、腱鞘炎と言います。

腱鞘炎になると、筋肉に痛みやだるさを感じたり、指が開きにくくなったりします。

また症状が進行してくると、炎症が発生している部位を使った際に瞬間的に刺すような痛みを感じたり、その最中に不快感を覚えたりします。

そして腱鞘炎がかなり酷くなってくると、腕や指を動かしている時にはもちろん、何もしていないときにも痛みを感じるようになり、日常生活にも支障をきたすようになってしまいます。

腱鞘炎の原因

腱鞘炎の原因は、手や指を使いすぎたことにあります。

毎日同じ部分を使って同じような動作を繰り返していると、当然ですが同じ筋肉に疲労が蓄積され、硬直してしまいます。

そうするとその部分の腱は腱鞘と擦れあいますので、その摩擦によってここに炎症が発生します。

そしてその結果、腱鞘炎を発症してしまうというわけです。

また腱鞘炎は、ストレスが原因となって発症してしまうこともあるということがわかっています。

ストレスが原因となっている場合、指や腕の使い過ぎが原因である場合とは異なりストレスがたまってくると、手や指を使っていなくても腱鞘炎の症状があらわれています。

そのためストレスが原因の腱鞘炎は、治療が困難な傾向にあります。

腱鞘炎の治療法

腱鞘炎の初期段階においてはまず、冷やして炎症を鎮めることが大切です。

ただしこれはあくまでも発症初期段階における処置で、その後はできるだけ冷やさないよう、温めることが大切です。

また腱鞘炎の治療においては、サポーターを装着して腱や筋肉の負担を軽減したり、症状が落ち着いてきたらストレッチをしたりすることも有効です。

痛みの程度が酷い場合には、消炎鎮痛剤を服用したり、ステロイド注射をしたり、装具をつけたりします。

そして上記のような治療を行っても一向に症状が改善されない場合には、手術が検討されることになります。

ちなみに腱鞘炎の手術は30分程度で完了し、もちろん入院をする必要もありません。

そのため腱鞘炎が慢性化している方や何年もの間腱鞘炎に悩まされている方の中には、手術療法を選択される方もいらっしゃいます。

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