痔の専門の病院ではどんな治療をしてくれるの?

痔を病院で治療するというと、どうしても手術をするというイメージをお持ちの方も多いかと思います。

しかし実は、手術以外にも痔の治療法は色々とあり、むしろ手術が必要な痔は、非常に限られています。

ここでは、痔の専門の病院で受けることができる治療法についてご紹介させていただきます。

薬物療法

特に手術が必要というわけではない場合、まずは薬物療法から始められることがほとんどです。

痔の治療薬には軟膏やクリームなどの塗り薬や内服薬、坐薬などがありますが、これら治療薬には止血をしたり痛みを和らげたりする作用があります。

また便秘が痔の原因となっている場合には、便を柔らかくする作用がある下剤や抗生物質等が処方されることもあります。

注射療法

注射療法とはその名の通り、注射によって痔を改善していく治療法のことをいいます。

内核痔ができている場合、肛門の内側に病変が発生します。

注射療法では注射によって硬化剤を患部に注入して止血をはかり、痔核を固めていくのです。

また、内痔核の脱出に悩まされている方にも効果があるALTAという治療薬もあり、そのような方に従来行なわれてきた手術をするのと比べると患者様の負担も軽く、また痛みや出血も少なくすみます。

このALTAを使った治療法については、後ほどまたご説明します。

手術療法

重度の内核痔や痔瘻、そして3か月程度薬物療法を試みても症状の改善がみられない裂肛に関しては、手術療法が選択されることがあります。

手術というと大変そうなイメージがありますが、何日も入院をしなければならないということはごく稀で、ほとんどの患者様は日帰りで手術をすることができます。

症状によっては手術の決断をする時期が非常に重要になってきますので、重度の痔にお悩みの方や痔瘻になってしまった方は、痔の専門の病院において専門医とよく相談をすることをおすすめします。

ALTA療法

注目すべき痔の治療法として、ALTA療法というものがあります。

これは内痔核に対する治療法(特に脱出する内痔核)のことで、肛門内部にできている内痔核に対して、4か所にALTAを注射します。

そして注射をしてから短ければ1週間、長くとも1か月が経過する頃には、内痔核に流れ込んでいる血液の量が減少し、内痔核が小さくなってきます。

そうするとこれまで排便等の度に内痔核が脱出してしまっていた方も、あまり脱出しなくなるのです。

この治療は日帰りでできるうえ従来の手術による治療法と比べるとかなり痛みが少ないため、内痔核に悩まされている多くの患者様に受け入れられています。

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