うつ病の症状とは?

うつ病になると、身体面においても精神面においても、様々な症状があらわれてきます。

精神的症状

うつ病の典型的な症状としてはまず、抑うつ気分が挙げられます。

抑うつとは憂鬱であったり、落ち込んでしまったり、悲しかったり、といった精神状態で、今にも泣きだしてしまいそうなくらいに気分が沈んでしまいます。

この抑うつ気分は一般に、午前中の方が症状が酷く、午後になるとやや改善される傾向にあります。

うつ病になるとまた、興味や喜びを喪失してしまうこともあります。

これまでは興味を持てていたことに興味や関心を持てなくなってしまったり、何をしても楽しくなくなったり、人と話すことがうっとうしくなったりしてしまうのです。

さらにこの他にもうつ病になると、自分には価値がないと感じてしまったり、気力が減退したり、無意味に強い罪責感を持ってしまったり、集中力が低下したり、といった精神症状があらわれます。

そして症状が進行してくると「この世から消えてなくなってしまいたい」といった、いわゆる自殺願望を抱くようになります。

最初のうちは「死にたい」と思っていてもこれを実行にうつす気力がないために自殺行動をすることはありませんが、少し症状が回復して元気になってくると、自殺を実行してしまうこともあります。

自殺願望があまりに強い場合には、入院をして治療をする必要があります。

身体的症状

うつ病による身体的症状としてはまず、食欲の低下が挙げられます。

一般にうつ病になると食欲が低下してしまうため、人によっては1か月の間に何キロも体重が落ちてしまうこともあります。

これまでは食欲旺盛であった人が、うつ病になると「何を食べても美味しくない」とか、「お腹が空かない」とか、「すぐにお腹がいっぱいになってしまう」などと言い、食事を摂らなくなってしまうのです。

また人によっては、食事はとっているものの、美味しいと感じて食べているのではなく「食べなければならないから」無理矢理押し込んでいる、といった方もいらっしゃいます。

うつ病になるとまた、睡眠障害に陥ることもあります。

寝つきが悪くなるというのはもちろん、いつもの時間に眠りについても夜中や早朝に目が覚めてしまい、それから眠れなくなってしまうのです(早朝覚醒)。

また十分な睡眠をとることができていないと体の疲れが取れないため、ちょっとしたことで疲れてしまったり、日中に寝てばかりいたりするようになります。

そしてそういったことを続けているうちに、生きるために必要なエネルギーが、どんどん低下していってしまいます。

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